やっぱり戦う女子が好き!第2回は「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」より、慈愛の武闘家マアム💓

第1回目の記事ではセーラージュピターへの愛を語りましたが、次は週刊少年ジャンプにて連載されていた「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」より、マアムについて語りたいと思います。いきなり少年漫画に飛びましたが、マアムはセーラージュピターとの共通点が多い、と書きながら気づきました。文章にしていくために色々考えていると、自分の好みの傾向にも気づけるんですね。

ダイの大冒険」は、いわゆるジャンプ黄金期の連載作品で、実際の連載期間は平成初期頃でしたが数年前にアニメもリメイクされ、今の小学生にも人気が出たようです。ドラクエの世界観が元にあるので、ある意味で時代を問わない作品であると言えそうです。私はドラクエはやったことがないのですが、いつか時間が出来たら全部やりたい!と思っています。ちなみにFFシリーズやポケモンシリーズに対しても同じく思っています。(老後かな・・・)

 

この作品が素晴らしいのは言うに及ばないのですが、私は作品について語りたいわけではない、あくまで語りたいのは美女。今回はマアムについてです!

まず最初に、彼女を好きな最大の理由。それはとにかく強いことです。登場時僧侶戦士だった彼女は、ポテンシャルこそあれど正直あまり役に立たなかった(ごめんなさい)、守られることが多かった彼女。ポップとヒュンケルとの三角関係で恋愛要素をストーリーに入れるための女子的役割、勇者パーティーの中の補助的役割、といった印象でした。ですが戦いの中で自身で現状を見つめ直し、武闘家への転身を決意・実行します。自分に出来ること・向いていることを冷静に考え実行する・・・現代の転職にも通ずるものがあります。共感しやすい。

そして武闘家転身後のマアムの強いこと強いことwwジャンプコミックス14巻はマアムが武闘家転身後に最初に活躍する私の大好きな巻なのですが、この巻でのマアムははっきり言って主人公の勇者ダイよりも強い。対生物の必殺拳の威力は作中屈指です。当時行われた必殺技人気ランキングでも、錚々たる必殺技が並ぶ中4位に入っていました。

余談ですが、マアムのこの転身後の活躍は、少年漫画史の中でも実は結構大きな出来事だと思っています。主人公チームの中で、男子と同等に力・戦闘力を持って対等に戦う女子は私の考える限り、マアムが初めてでした。ワンピースでは強い女性もたくさん出てきますが、それはまだ10年ほど先の話。ドラクエの世界観が元にあるので、戦う女子も当たり前なところがあったのかもしれませんが。

思うに、私は運動神経がいい方ではなかったため、身体能力の高い女子への憧れが物凄くあったのだと思います。強い勇者や剣士、魔法使いやモンスターと対等に肩を並べて、ちゃんと頼られて戦う女子。もちろん可愛くてスタイルもいい。モテるし。

そして、私が彼女を好きな理由の二つ目は、マアムが強いと同時に愛の戦士であるということです。ジャンプコミックス26巻の強敵アルビナスとの戦いの中で、彼女は師であるアバン先生の言葉を思い出します。「正義なき力が無力であるように、力なき正義もまた無力」であることに思い至ります。アルビナスは愛のために戦っていた、そのためにマアムはアルビナスを倒すことを躊躇していたのです。しかし、同情して負けてしまっては仲間を、世界を救うことはできません。それに気付いたマアムは必殺技を繰り出し、アルビナスを撃破。

撃破後のアルビナスとの会話、続くマアムのモノローグは切なくて力強く、愛に溢れています。(ちなみに原作と令和のアニメではこのモノローグも少し変わっていました。原作「アルビナス、あなたはやっぱり女性だったんだわ」が、アニメ「アルビナス、あなたは駒なんかじゃなかったんだわ」といった風に。)社会変化の流れの中でこうなったんでしょうね。マアムの衣装も、原作では生脚だったのが令和アニメで黒タイツになっていました。

本当はマアムの好きなシーンや魅力はもっともっとあります。コンパクトにまとめたいのでこの辺にしておきますが、「ダイの大冒険」には魅力的な美女が他にもたくさん出てきます。特に働くオトナ女子に是非お勧めしたいところです。人生の格言も多く、美女に一歩近づけること間違いなし!だと思います。

最後にマアムを一言で表すと、「大切なものを守るために戦う」美女。彼女の背負うものは世界の平和、仲間の命。めちゃくちゃ重い。そのために自らの身体を張って頑張る姿はカッコよくて力強くて、あたたかいです。彼女の活躍を読むと、私も頑張ろうと思える。私を励ましてくれる存在です。